日時 : | 平成22年9月22日(水) |
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場所 : | 和歌山アイコム株式会社(和歌山県有田郡有田川町) |
参加者 : | 第7期奨学生40名 財団事務局等3名 |
朝から秋晴れに恵まれたこの日、定刻に天王寺駅を大型観光バスで出発しました。
目的地の和歌山アイコム株式会社有田工場までの間、バス車内及び昼食場所での会話は、厳しい就活や各専門業界の動向、研究活動、趣味など多岐にわたっており、活発な交流懇談が行われました。
午後からの工場見学では、次のような率直な感想が奨学生から寄せられました。
- 生産目標が年間数値目標からリアルタイムの瞬時目標まで細分化され明確であった。
- Made In Japanへのこだわり。人件費削減のために工場を海外に移転すると、国内の雇用は減り技術も流出してしまう。私も日本への感謝や誇りを頭の片隅に仕事に取り組みたい。
- 秒単位での時間短縮が図られ、非常に細部にわたるまでチェックが施されていた。「海外に負けない国内生産」に対する強い信念を感じた。
- 毎月600件もの改善報告がなされており、全社員が創意工夫の意識を持ち続けて仕事をしていると感心した。
- 整理・整頓・清掃・清潔(・躾)という4S(5S)を徹底するアイコムという会社の几帳面さを感じた。
- 「1ラインを1工場として考える」ことで、全ての社員がコスト意識を持って仕事できていることが素晴らしい。
- もうすぐ社会人になるが、今回の体験で得たものを、人生に活かし世の中の役に立てるよう努力していきたい。
以上、奨学生にとって貴重で新鮮な経験を得ることができた1日となりました。
最後に懇切丁寧に説明いただいた、和歌山アイコム株式会社の社長、工場長をはじめご案内いただいた皆様に感謝の意をお伝えして、交流懇談会を終了しました。