秋晴れに恵まれたこの日、定刻に天王寺駅を大型観光バスで出発しました。
目的の和歌山アイコム株式会社有田工場までの途中、バス車内での自己紹介の１分間スピーチや昼食時での学校の枠を超えた研究活動や学校生活等の交流が行われ、景色を楽しむ間もなく工場に到着しました。　　
午後からは工場の見学等を約140分行い、アイコム独自の国内製造の考え方、すなわち、外国製造によるコスト差を、戦略的に「改善」を繰り返していくことで、国内製造においてコストを抑えた非常に質の高い製品をユーザーに提供することができることなどを学びました。
和歌山アイコム株式会社役員との意見交換会では、製品検査での苦労点や、「改善」のための反省会などが数多くだされ、より深い理解を得ることができました。
奨学生にとっては、社会に出て働くこと、会社へ貢献することなどを肌で感じ取れる１日となりました。
最後に、和歌山アイコム株式会社、社長、工場長をはじめ、ご案内いただいた皆様に感謝の意をお伝えし、交流懇談会を終了しました。

「つながる・広がる電波の世界」をテーマに開催され、科学実験ポイントラリーは、小学生の皆さんには夏休みの自由研究に絶好の催事であったようでご父兄と一緒に多数来場されておりました。今後も中・高校生のアマチュア無線家の育成に努めていくとの報告がありました。