日時 : | 平成23年9月20日(火) |
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場所 : | 和歌山アイコム株式会社(和歌山県有田郡有田川町) |
参加者 : | 第8期奨学生29名 財団事務局2名 |
概要 : | 台風15号が直撃かの予報で心配しましたが、四国沖に停滞中のこの日、天王寺駅に集合し大型観光バスで出発しました。終日なんとか傘を使わずに実施することができました。 目的地の和歌山アイコム株式会社有田工場までの間、バス車内及び昼食会場での会話は、研究活動、趣味などの交流に加えて、事務局から話題提供のあった「ハンディ無線機とのコラボによる利用シーン」の提案等で活発な懇談が行われました。 午後からの工場見学では、次のような率直な意見や感想が奨学生から寄せられました。 ・自動化はあくまでも機器を製造するためのツールであり、中核を担っているのは、徹底した品質管理と熟練した人の手であることに非常に感銘を受けた。 ・従業員一人一人が常に改善案を考えている点を含め、少しでも会社の利益を獲得するための工夫が随所に見ることができた。 ・「国内生産」、「高生産性」、「高品質」の3つの柱を実際に生産現場の見学や社員の方の説明を通して身をもって感じることができた。 ・ヒューマンエラーの改善、人材の技術力を向上させる取り組みが印象的であった。このような取り組みが、日本の技術力(高品質)の一翼を担っているのであろう。 ・「簡単に海外でできる技術でないので工場を移転しない。」という言葉に、日本の技術者のプライドを感じた。また、「技術の海外流出を防ぐ。」との目的もあるとのことで、企業にとって技術の価値の重要性を実感した。 ・品質管理が徹底して行われており、こうした努力が日本製品の品質の高さを支えていると実感した。 ・これだけの高品質を生み出すシステムがあるのだから、それを売りにした製品「和歌山モデル」を売り出せばよいのではないか。 ・見学の経験から学んだ「効率化」のノウハウは、この工場内だけに通じるものではなく、自分の身の回りにも役立つものだと感じた。 ・奨学生間の親睦を図り、また生産分野の体験から時間管理や品質管理の意義を学ぶといった経験は、今後の社会人としての生活に強く活かされる。 以上、奨学生にとって貴重で新鮮な経験を得ることができた1日となりました。 最後に懇切丁寧に説明いただいた、和歌山アイコム株式会社の社長をはじめご案内いただいた皆様に感謝の意をお伝えして、交流懇談会を終了しました。 |
平成23年度
活動報告